幸せホルモン

10年以上も前ですが、青山通りで配送業者の方が配送荷物を落とされた際に拾ってあげて、大変喜ばれてお礼を言われて、「簡単なことをしただけなのにこんなに喜ばれるんだ!」と幸せな気持ちになったことを思い出しました。
人間には感謝されたり、感謝したりするとセロトニンという幸せホルモンが出るらしいです。

前回の投稿で、若い時の頑張る理由と歳を重ねてからの頑張る理由が違うということを書きましたが、若い時には自分が何者かになったり、何かを手に入れるようなhave や DO のモチベーションで頑張っていましたが、お金だとかギャンブルなどの興奮した際に出る幸せホルモンはドーパミンらしいです。

ちなみに愛や承認欲求や人とのつながりを感じる際に出るホルモンはオキシトシンと言うらしいです。
ドーパミン、セロトニン、オキシトシンの3種類の幸せホルモンの中で、若い時にはより刺激の強いドーパミンを求めて頑張りますが、ドーパミンを求め続けていると精神が安定しなくて幸せを感じにくくなるので、年齢とともにセロトニンやオキシトシンを求める生き方になってくるようです。

スタッフの中にも「心を穏やかに保ちたい」「感情のコントロールをうまくなりたい」という内容のことを書かれて「Beの幸せ」に興味がある人が多いように思います。
幸せにはHave、Do,Beの3種類の幸せがあると言われています。
ブランド物やお金などを持つHaveの幸せ、頑張ったことが認められるDoの幸せ、ありのままの自分でいいというBeの幸せの3種類です。
若い時にはHaveやDoの幸せを追求しますが、歳を重ねるごとにBeの幸せを求めるようになってきます。

もっと砕けて言うと、若い時にはHaveやDoの結果の「優越感の幸せ」を求めて頑張りますが、優越感を持つことはそれと同じぐらいの劣等感を持つ危険性もあるので、いつまでたっても心が安定しなくなります。
そうなると、「優越感の幸せ」でなく、平和な気持ちをキープする「心が穏やかな幸せ」を求めるようになってきます。

年齢を重ねるごとに「感謝」「今を生きる」「ありのままの自分を受け入れる」などの言葉を多用する人が増えてきます。私もその一人です(笑)

ビートたけしが「若い時は普通の人になるのが嫌だったが、今振り返ってみると普通の人が一番幸せな人なんだよな!!」と言っているのを聞いて、「何者かになった人」も最後はBeの幸せを求めるんだなぁ~と感じました。

頭で理解するのと心で感じるのは気づきの深さが違うので、若い時には遠慮することなく「HaveやDoの幸せ」を追求すべしと思いますが、どこかのタイミングで「Beの幸せ」を求めるようになった際のキーワードが「感謝」「今を生きる」「ありのままの自分を受け入れる」などの言葉のような気がします。

幸せを感じる際に、今はどのホルモンが出ているんだなぁ~と幸せの種類を区別するのも楽しいかも?!

 

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