プラス思考とは「何と比較するか??」

プラス思考とかポジティブシンキングとか、前向きに生きることが「幸せ」になるためには大切だと言われていますが、プラス思考とマイナス思考の違いはどこにあるのでしょうか?

プラス思考になりたい人はたくさんいても、自分からマイナス思考になりたいという人は少ないのではないでしょうか?!
プラス思考になれれば前向きに明るくなれます。
マイナス思考の人はいつも落ち込んで暗いイメージがあります。

プラス思考とマイナス思考というのは物事のとらえ方の問題です。
例えば、交通事故にあって骨折して入院した時に、「何で自分だけ入院までしないといけないんだ?!」と考えるか「命に別状はないから、骨折ぐらいで済んでよかった!!」と考えるかは、事実に対しての受け止め方の問題です。
骨折する前の元気な自分と比較する人はマイナス思考になります。
一方、死んでしまった自分と比較している人はプラス思考になります。

よく言われる「コップに水が半分しかない」という人は、コップ一杯の水と比較していますが、「コップに水が半分もある」という人は、空っぽのコップと比較して発言しています。
見えているものは同じものでも、比較するものが違えば、プラス思考にもマイナス思考にもなってしまいます。

1万円の昇給に対して、「たった1万円か!」とグチる人と「1万円も上がった!!」と喜ぶ人がいます。
プラス思考の人は、同じ出来事に対して何と比較すれば幸せに感じられるかということを意識している人だと思います。
同じ出来事に対して「ついてる!!」と思える人がプラス思考で、「ついてない!!」と思う人がマイナス思考の人です。

人は物事を解釈する際に、無意識下で自分にとっての当たり前に思っていることと比較するようになっています。
無意識に生きていれば、人はマイナス思考が普通なんだと思います。
私の好きな言葉に、「マイナス思考は感情の力」「プラス思考は意識の力」という言葉があります。
目の前の出来事をマイナスに解釈してしまうのが人間の本能だと思います。
そこをやせ我慢して、意識の力で比較する対象を変更しながら、「ついてる!!」と思えるように変えていくことを習慣にしている人が「プラス思考の人」と言われるのだと思います。
もしかしたら、生まれつきでプラス思考の人も存在するのかもしれませんが、そういう人の存在は無視して(笑)、全てのプラス思考の人はやせ我慢で頑張って習慣に近づけることで「後天的にプラス思考になっているんだ」と信じて、自分の比較対象を意識して変えていこうと思います。

「マイナス思考は感情(無意識)の力、プラス思考は意識の力」

 

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