自分は正しい!!!は大やけどの元

ロシア軍がウクライナを侵攻しました。
日々いろんな事件が起きています。
色んな要因で事件は起こるのだと思いますが、個人レベルの事件の多くは感情のもつれではないかと思います。
今回の侵略もロシア側からすれば、「相手が悪い(間違っている)。自分は正しい!」という下での行動のような気がします。
理性で考えれば「戦争はよくない事」というのは、誰しもわかっていることだと思います。
それでも「自分が正しい!」と考えれば、戦争を引き起こしてしまうんだと思います。

「相手が悪い(間違っている)。自分は正しい!」と思った時には、自分の感情にスイッチが入ります。
感情と感情がやり合ったら、言い争いになったり喧嘩になったりして、怒りのレベルが度を超すと犯罪にもなりかねないのだと思います。
アンガーマネージメントのセミナーに人気があるのは、「自分の感情をコントロールできない人が多い」という事実の裏返しのような気がします。(私もその1人ですが……)

理性が勝っている時には、誰も言い争ったりはしないでしょう。
しかし、一旦感情にスイッチが入ってしまうと、そのスイッチをOFFに切り替えることは簡単ではありません。
歯の治療においては「治療よりも予防」が大切です。
いったん歯周病になったら、その状態を維持するだけでも多くの努力が必要になってきます。
しかし、早い時期から予防が習慣になっていれば、歯周病にならないための努力は少しで済みます。
人は失ってからその存在の大切さに気付きますが、失う前にはなかなかその存在を軽視しがちです。

無意識に生活していると、安易に「相手が悪い(間違っている)。自分は正しい!」という出来事が目の前に現れますが、安易に感情にスイッチを入れたくなければ、「相手が悪い(間違っている)。自分は正しい!」と感じた時に、相手の立場に立って考えなおしてみることで理性が保てるような気がします。

「自分は正しい!は大やけどの元」だと意識して生きていくことがアンガーマネージメントのような気がします。

 

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