「悩む」ことと「考える」ことの大きな違い

人生も仕事も思うようにならないことが大半です。
あの世ではすべてのことが思い通りになるから、それでは成長もできないし面白くないので、思い通りにならないこの世に降りてきて成長したり人生を謳歌するために人は生きている、という考え方を私は信じています。
ゴールキーパーのいないゴールキックで得点したり、全員が当たる宝くじで当選しても当たり前すぎてうれしくないような気がします。
そもそも100%当たる宝くじは、「当選」と言わなくて「贈呈」とでもいうのでしょうか?(笑)
思うようにいかない人生だから、思うようになった時に充実感ややりがいを感じられるような気がします。

さて、表題の「悩み」と「考える」ことの違いですが、辞書で調べると下記のような定義になります。
悩み……精神的に苦痛・負担を感ずること。そう感じさせるもの。
考える……知識や経験などに基づいて、筋道を立てて頭を働かせる。

「人生は思い通りにならない」から苦しいのか、「人生は自分の思うようには進んでいかないもの」だから意味があるのか?
毎日、自分の思い通りになる人生だったら、「楽しい」かどうかは置いといても「楽」であることは間違いないでしょう。
全ての出来事が自分の思い通りになっていたら「考える」必要はなくなります。
現実には「人生は思い通りにならない」から、そこで悩み、考えます。
順番として、まずは悩んで、「精神的に苦痛・負担を感じます」
そのままの状態だとしんどいので、考えて「知識や経験などに基づいて、筋道を立てて頭を働かせて」今の状況を好転させようと「行動」します。
まずは頭や心で悩んでから、体を動かす「行動」していくことで事態が好転してきたり、より知識や経験値が増していくのだと思います。

人間に生まれてきた以上、「思い通りにならない出来事」に悩むことは仕方のないことですが、悩みの時間を短くしていくことが幸せな人生につながってくるのではないでしょうか?
分かりやすい例で、失恋すれば誰でも悩みます。
でも同じ失恋でも、悩む時間は人それぞれです。
早く切り替えられる人は、例外なく何らかの「行動」をとっていますが、いつまでも悩んでいる人は、何も「行動」していない人が大半です。

エジソンは「私は今までに一度も失敗をしたことがない。電球が光らないという発見を今まで二万回しただけだ。」という名言がありますが、実際に19,999回失敗して悩んだけどいつまでも悩まず「考え、行動」したのだと思います。
エジソンの名言に
「わたしは決して、失望などしない。どんな失敗も、新たな一歩となるからだ。」というのもありますが、思い通りにならない人生を「考え、行動」することで未来を切り開いていったのだと思います。
「思い通りにならない人生」はしんどいし悩みますが、それをエネルギーにして「考え、行動する」ことで未来が違って見えてくるような気がします。

自分が今行き詰っているなと感じた時に、悩んでいるのか考えているのか俯瞰してみて、悩んでいると思うのであれば、「考える」方向にシフトして何らかの「行動」に結び付けたいと思っています。
「悩む」のは仕方ないけど、悩みの時間を短くしたり、負のエネルギーを「考え、行動する」正のエネルギーに切り替えることを習慣にしていきたいです。

 

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