若い時、カナダにホームステイをした際に、ホストファミリーから
Life is short!
と言われ、
人生は短いから楽しまなきゃ損!
無意味なことをするには人生は短かすぎる!
など「Life is short!」に関していくつかのことを言われたのですが、
20歳代の私には
Life is short!
の実感がわきませんでした。
まだ20代のころは、死ということへの実感もわきませんし
「そんなものなのかな~!?」と思いながらも
常にこの言葉が頭の片隅から離れませんでした。
若い時には、人生はこのまま永遠に続くような気持だったように思います。(笑)
今では親も高齢になり、自分自身も57歳になって、
死ということと向き合うことも多い状況になった時に
Life is short! なのか Life is long!
なのかを考えることがあります。
今後、年を重ねるごとに体力は落ちていきますし
確実に体にガタがくることと思います。
「人生50年!」と言われた時代は
「長生き=幸せ」
という方程式が成り立ったように思います。
しかし今は「人生100年」と言われる時代において
長く生き続けることが、必ずしも幸せではないような気もします。
「人生100年」の時代においては、
「長生き=幸せ」という方程式が
必ずしも成り立たない時代において、
大切なことは、物理的な「長生き」よりも精神的な「どう生きるか?」
ということのような気がします。
自分のためだけに生きるには Life is long! のような気がしますが
誰かの役に立っている、必要とされているという実感が持てる人生であれば
Life is short! と感じられるのかもしれません。
寿命というものが自分ではコントロールできない以上
Life is long! と感じながら生きるよりも
Life is short! と感じながら生きれたら幸せな人生のような気がします。