この世で起こっていることは、自分が生誕する前に、自分自身で構成したシナリオが現実として現れているという考え方があります。
この世に生まれた目的が「魂の成長」の為であるのであれば、自分の魂を成長させるためのシナリオを生前に企画してから、この世に生まれてくるというのです。
自分がどの親から生まれてくるのかも、子供自身が選んでいるから、「ガチャ親」「ガチャ子」というようにどの親にあたるかは、ガチャガチャのように決められるものではないのです。
これらのことは証明する方法がないので、あくまで考え方の一つですが、神様や宇宙的な法則の存在を信じるかどうかと同じで、信じる方が幸せになれるのであれば信じればいいですし、信じない方が幸せなのであれば信じない方がいいと思います。
この「自分で描いたシナリオ」説では、自分が成長するために考えてきたシナリオに、不平不満を言いながら生きていくよりも、目の前の現実が自分のために起こっていることなのであれば、どう解釈すれば目の前の出来事をプラスに考えられるかという思考法になってきます。
目の前の現実を、偶然と解釈するのか、何らかの意味を見出すのかで、受け止め方も未来も変わってきます。
偶然と考えれば、どうしても不平不満が先に来ますが、意味のあることと考えれば前向きに生きるエネルギーになります。
守護霊という言葉がありますが、自分には守ってくれている存在があると信じることで、未来の不安が減ってくるようにも思いますし、目の前の現実が受け入れにくい時にも、単なる「不幸な出来事」ととらえるのか、「意味のある出来事」ととらえていくかの繰り返しで、人生は天と地ほどの開きが生じるような気がします。